伝統の技が息づく 和楽器家の琴

 

 和楽器家の琴
 
 職人集団が作る業界トップクラスの品質のお琴!プロの演奏家の方や有名専門店で絶大な信頼を誇るメーカーのお琴を、和楽器家特別価格にてお値打ちにご提供致します。
 伝統と名工達の技術に裏打ちされた比類なき美しい琴の音色をぜひご堪能下さい。
 
 和楽器家でお取り扱いしておりますお琴は、最も安価な花梨巻きの琴を始め全て高品質日本製の琴になります。それは、長年培われてきた職人の伝統技術を後世に継承するとともに、各職人が責任と自覚を持って良い楽器を製造することが、結果的にお客様へ最良の楽器をご提供する最善の方法であると考えるためです。
 また当店では、メーカーや職人への価格交渉を行わず、より良い琴の製造に最大限努力をしていただき、高品質な琴のみを提供していただくようお願いしております。そのため、和楽器家で販売しておりますお琴は、一見するとあまり安く無いように感じるかもしれません。しかし、価格以上の満足感をお客様が実感できるものと確信しておりますので、ぜひ琴をご購入の際は和楽器家をご用命下さい。

 

 琴製造工程
 
 和楽器家でお取り扱いする琴は、琴作りに最良とされる会津地方の会津桐、及び会津地方の西隣りである北越地方の越後桐を使用して製作されております。
 これらの地域の桐は、冬の厳しい寒さと夏の温暖な気候が相まって、他の地域の桐よりも材質が緻密であるとともに、光沢のあるなめらかな木目が特徴の桐になります。そのため、琴にしたときの音質に大変優れ、見た目にも光沢のある非常にきれいな琴に仕上がります。
 また樹齢が25年~40年以上になる琴作りに最適な年数の桐材を厳選して使用しておりますので、より一層琴本来の持つ上品で澄んだ音色をお楽しみいただけます。
 

 
 
 桐の丸太の皮を、1本1本手作業で剥く作業をしている所です。剥いた皮のすぐ裏側には、まだとてもたくさんの水分があるんですよ。
 

 
 
 皮を剥いた桐材を、いろいろな大型機械を使用し甲良の形に引いていきます。機械を使用するといっても、やはり熟練した職人さんの技術が必要になってくるんですね。ちなみに写真に写っているいる職人さんも、この道一筋〇〇年という大ベテランの方です。
 

 
 
 なんとなく琴がイメージできるようになってきました。この状態で最低2年以上天日で自然乾燥させます。長期間天日で乾燥させることにより、桐に含まれる水分やアクを十分に取り除いていきます。
 実はこの工程、琴造りにおいて非常に重要な工程の一つになります。和楽器家で販売する琴の甲良は、このように自然乾燥により時間をかけてゆっくり乾燥させていますが、機械を使用し短時間で人工的に乾燥させるメーカーもございます。桐を人工的に乾燥させますと、桐に無理な負荷がかかり、製品になってからの琴に狂いや反りを生じさせる原因になってくる場合もございます。(洗濯した衣類を乾燥機で乾かしますと、天日で乾かす場合と異なり縮みやシワが起こりやすいのによく似ていますね。)
 これまで、ガタつきのあるお琴や、飾りの部分が割れたり外れてしまったお琴を見たことはありませんか?そのような場合、この時の乾燥が不十分で後になって桐の部分が痩せてしまったことや、無理な人工乾燥による反動が原因の場合もあります。
 

 
 
 中を刳り、裏板を付けた甲良の表面を、コークスで高温に熱したコテを使用して焼いている所です。写真を見ていただいて分かるように、コテの熱で表面から火が出ています。この時のコテの温度や走らせ具合で表面の焼き色を調整します。
 琴の甲良はニスや塗料などを使用せず、この焼きの作業をすることにより表面をコーティングします。焼いただけの甲良は表面が真っ黒ですが、後に浮造りなどを使用して桐の持つ美しい木目を浮だたせます。
 

 
 
 琴に装飾を施している所です。四分六・龍角・柏葉・猫足など、写真のように職人達による複雑で細かい手作業を通して、最終的にお琴が仕上がっていきます。

 

 職人さんに直撃インタビュー!
 
  和楽器家 上記以外にこちらで製作するお琴のお勧めポイントはありますか?
  職人さん 当メーカーでは、桐材の選定から製材及び製造までを一貫して行っております。製造に携わる者についても、パート従業員に頼ることなく、コストはかかりますが品質第一を考え、専門の熟練した職人のみで行っております。そのため、安定した品質と購入後の破損の少なさには、非常に多くのお客様よりご好評いただいております。他にも、飾りなどに使用する紅木などを贅沢に使用しているのもポイントと思います。
  和楽器家 やはり長く愛用する楽器だからこそ、破損などが少ないというのは非常に嬉しい重要なポイントですね。
  職人さん そうですね。こうした特徴というのは、なかなか金額や見た目で判断が付きにくく、メーカーとしても説明が難しいところなんです。長く愛用していただけると、きっとこのお琴を買って良かったと実感していただけることと思います。
  和楽器家 こちらで使用する桐材は東北地方の桐材ですので、お客様より放射能を心配する声を耳にすることがありますが、その点につきまして実際のところどうなのでしょうか?
  職人さん ご安心ください。先日業界機関紙にも掲載されておりましたが、原子力発電所から会津桐の産地までは直線距離で120km離れており、この地域は東京電力の損害賠償及び除染の対象地域にはなっておりません。これまで会津桐材組合独自で放射能検査を実施した限りでも、放射能物質は一切検出されておりません。実際には風評被害を受けているような状態であり、東北地方再生のためにも、ぜひ会津桐及びその周辺地域の桐を使用したお琴をご購入いただければと思います。
  和楽器家 「琴の寿命はどれくらいですか?」 とお客様より時々ご質問をいただくのですが、この点について製造する者としてはどのようにお考えですか?
  職人さん 実際には製造の段階で自由に調整できるものなんです。甲良を薄く削れば購入段階でよく響きますが、その分寿命が短くなってしまします。当メーカーでは、焼甲になってから10年程度かけて段々音が良くなり、その後30年程度かけて徐々に音が劣化していくように製造しています。そのため、長い期間よりよい音でご愛用いただけることと思います。
  和楽器家 最後に購入を検討されているお客様へ一言お願いします。
  職人さん 数あるメーカーの中から当メーカーのお琴をご検討いただき誠にありがとうございます。和楽器家さんは、いつも品質に対する要求が非常に高いため、当メーカーで製造するお琴の中でも特にお勧めの商品のみをお納めさせていただいております。きっとお客様にもご満足いただけることと思いますので、ぜひ和楽器家さんに掲載されております当メーカーのお琴をご購入いただけますようよろしくお願い致します。万一の修理など、アフターサービスにつきましても万全を期しておりますのでご安心下さい。
  和楽器家 お忙しい中ありがとうございました。これからも皆様に良いお琴をご提供下さるよう、よろしくお願い致します。
  職人さん こちらこそありがとうございました。

 

和楽器家では、お客様と琴の素敵な出会いをお約束致します